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「カレッジだって遊びたい。派手なプレーだけがストリートじゃない」TOKYOSTREETBALLCLASSICREPORT

FLY BASKETBALL CULTURE MAGAZINE7ヶ月前

text/石井ジョゼ


ストリートとカレッジの全面戦争 ~ROUND4~

TSCとは、大学バスケ選抜【TEAM COLLEGE】と、ストリートボーラー選抜【TEAM STREET】による、一夜限りの5on5 SPECIAL GAMEである。岡本飛龍(拓殖大学→B2・広島ドラゴンフライズ)とKOSUKE(BLACKTOP /SOMECITY TOKYO)のマッチアップに沸いた2016年は、現・日本代表の馬場雄大(筑波大学→B1・アルバルク東京)が4発のダンクを見舞ったカレッジの勝利。続く2017年は、KOSUKEとKYONOSUKE(F’SQUAD /SOMECITY TOKYO)の若きストリートボールヒーロー2人の活躍によりストリートが快勝を収める。そして2018年は、リベンジに燃えるカレッジが、熊谷航(大東文化大学→B1・シーホース三河)や長谷川暢(早稲田大学→B1・秋田ノーザンハピネッツ)ら過去最強のメンツを擁して、ストリートを完膚なきまでに叩きのめした。4回目の今年は、ストリートがアンサーする番だ。前回の屈辱から1年、ストリートの真価が問われる1戦が、いよいよ幕を開ける。


ストリート顔負けのハイライトシーンをメイクした、【TEAM COLLEGE】。

今年のTSCも、最高の舞台に相応しい、幾つものハイライトシーンが生まれた。2Qには、【TEAM STREET】の#23 Martel(BLACKTOP/SOMECITY TOKYO)が、ゲームの流れを変える”IN YOUR FACE DUNK”を成功。「(劣勢の)チームにエネルギーを注入したかった」と、バム(日本体育大学1年)の上からトマホークダンクを叩き込んだ。


ただし、1プレーのインパクトという意味では、【TEAM COLLEGE】も負けてはいない。3Qには、大学バスケ界を代表するシューター・杉本天昇(日本大学2年)は、3Qに4本連続で3ptシュートをメイク。「会場の雰囲気が最高で、ゲーム序盤はアガり過ぎて空回りしていた。ようやく1本決められて、そこから一気に乗れたと思う」と、自慢の破壊力をオーディエンスに見せつけた。

個人的に最もインパクトがあったのは、KOSUKEと同じストリートボールクルー・BLACKTOPに所属する渡辺翔太(明治大学2年)。華麗なアシストや鮮やかな3ptシュートも素晴らしかったが、圧巻だったのは3Qに飛び出した強烈なブロックショット。高い位置でボールをスティールされ、そのままワンマン速攻を許してしまうが、驚異的なスピードでチェイスして宙高く跳び上がり、背後からボールを叩き落としてしまった。自分で招いたミスを帳消しにするどころの話じゃない。誰が見ても文句なしのスーパープレーだった。168cmながらウォーミングアップ時に(ほぼ)ダンクを成功させた身体能力は、彼と同じくサイズに恵まれない全てのボーラーに勇気を与えたのではないだろうか。

4Qにも、#23 キング開(専修大学2年)が美しいブロックショットを成功させるなど、今年のTSCは、カレッジがストリート顔負けのド派手なハイライトシーンを、次々とメイクしたのだった。





泥臭くボールを追いかけ、タフにプレーし続けたストリート。

“泥臭い”とは、バスケットボールにおける褒め言葉の1つだ。勝ち負けだけが重要な意味を持つ舞台ではないが、念のためGAMEの結果に触れておくと、今年のTSCは、HC・マークを中心に、過去最高のチームケミストリーを見せた【TEAM STREET】が勝利した。

その勝因の1つが、ボールへの執着心。この日のストリートボーラーは、とにかく飢えていた。ルーズボールへのダイブはもちろん、チームのほぼ全員がダンクを狙える高さを誇る大学生に対して、167cmのKOSUKEや173cmの#2 OTO(FRONTOOTH /SOMECITY OSAKA)が先陣を切ってリバウンドに飛び込む。ボールを奪取する回数は決して多くない。オフェンスリバウンドどころか、ディフェンスリバウンドまでも奪われてしまう。

ただし、誰1人として諦めることのなかった気迫は凄まじく、対戦相手の渡辺翔太も「球際に懸ける思いが強くて、覇気のようなものを感じた」と語るほど。とはいえ、ゲームは制空権争いを制した【TEAM COLLEGE】のペースで進む。風向きが変わったのは、最終4Qだった。【TEAM STREET】は、193cmの#10 E.T.(BLUE EDITION /SOMECITY AOMORI)を投入。「このチームにおける自分の役割はリバウンド。少しでも高さを出せるように片手で獲りにいくことと、周りの仲間が一緒に飛び込んでくれたので、最低でもチップアウトして、ボールに触ることを意識していた」という秘密兵器が、誰よりも泥臭くリバウンドに絡み始める。

#11 Martelとのツインタワーを形成して高さのハンデがなくなった【TEAM STREET】。リバウンドで互角以上に渡り合うと、ブロックに見舞われても怯むことなく、ゲームを通じて勇敢に仕掛け続けたアタックが遂に実を結ぶ。OTOや#12 Yohey(BLACKTOP /SOMECITY TOKYO)らの活躍でジワジワ点差を詰めていくと、ウイニングショットをメイクしたのは、チームリーダー・#44 KOSUKE。「自分で決めるつもりだった」と語る若きストリートボールスターは、もう1人の主役・渡辺翔太にアタックを仕掛けて逆転のAND1をもぎ取り、見事チームを逆転勝利に導いた。



派手なプレーだけがストリートじゃない。

トリック、ムーヴ、ハンドル。それもストリートらしいスタイルの、こだわりの1つ。でも、派手なプレーだけがストリートじゃない。この日の【TEAM STREET】がこだわり続けたのは、球際を強く意識して『タフにプレーすること』と、『ATTACK THE RIM.(=最後までリングにアタックし続けること)』の2つ。過去3回のロスターに比べて、華やかさでは劣っていたかもしれない。その代わり、過去最高に”ストリートの純度が高い”チームだったように思う。ストリートの定義を改めて考えさせられると同時に、ストリートマインドの本質に、少しだけ近づけた気がする1日だった。

最後に。オフ期間を返上して、年に一度のお祭り騒ぎに参加してくれた、バスケットボールが大好きでたまらない、ちょっと目立ちたがりの大学生たちに最大限のリスペクトを。SEE YOU NEXT ROUND!


■KOSUKE(BLACKTOP /SOMECITY TOKYO)

「去年は自分の実力不足で抑え込まれてしまったので、今日は自分が決めて、結果を残すと決めていました。最初は全然ダメだったけど、最後にGAMEを決められて良かったです。日々のワークアウトであったり、BLACKTOPとしてのチーム練習であったり、練習に助けられました。今まで積み上げてきたものが、あの瞬間に出たのかな。今日の勝因は、スタイルを貫き通せたこと。シュートが入らなかった時間帯もあったけど、チーム全員で、最後までアタックし続けたことが勝利に繋がったと思います。本当に楽しかった!」

■️渡辺翔太(明治大学2年・BLACKTOP /SOMECITY TOKYO)

「GAMEに勝つことはもちろんですけど、今日は皆に『バスケの楽しさを伝えること』を目標にプレーしました。そういう意味では、少なからず自分の役割を果たせたんじゃないかと思っています。去年BLACKTOPに入って、KOSUKEさんたちと一緒にプレーして、ストリートの先輩方から、バスケの楽しさを改めて教えてもらいました。今度は僕が、その楽しさを大学バスケやストリートの舞台を通じて、伝えられたらなって思います」







TOKYO STREETBALL CLASSIC

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ポートランド トレイルブレイザーズ
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ゴールデンステイト ウォリアーズ
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ポートランド トレイルブレイザーズ
AWAYPOR
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ポートランド トレイルブレイザーズ
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ゴールデンステイト ウォリアーズ
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トロント ラプターズ
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ミルウォーキー バックス
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ゴールデンステイト ウォリアーズ
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ポートランド トレイルブレイザーズ
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琉球ゴールデンキングス
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シーホース三河
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岐阜スゥープス
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岩手ビッグブルズ
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